【BTC・FX実践チャート分析】三角保ち合いの全パターンと特徴

相場ではチャートの形状によってその後の動きを予想することができます。

以前チャートパターンの基本記事を書きました。チャートパターンは基本的に相場の天井大底を見極めるのに使用されます。

今回は、相場の途中に現れる三角保ち合いについてトレード初心者にもわかりやすく解説します。

三角保ち合いとは、相場の途中で現れるギザギザしたチャートの形です。売りと買いが交錯し相場が小休止した状態であると言えます。

下の簡単な図を見てもらえればわかりやすいと思います。

相場が進むにチャートの形が収束していき三角を描いていくため、三角保ち合いと呼ばれています。最終的にはこの三角をブレイクしてトレンドが発生することが多いです。

一般的には、保ち合いとなる前のトレンド方向にブレイクすると言われていますが、一概にそうなるわけではありません。

保ち合いの特徴としては、

  • 天底のチャートパターン(三尊等)に比べ短期で形成される
  • 値動きが徐々に小さくなっていく(売買が拮抗)
  • トレンド方向にブレイクするときもあれば、トレンド転換のきっかけとなることもある
  • ブレイク方向に大きく伸びることが多い

 

対照型トライアングル

上辺・下辺ともに下降・上昇をしている三角に挟まれたチャートパターンです。上下どちらの辺もある程度の角度をもってトレンドを描いている為対称型トライアングと言われます。

上下から均等に収束してきているため、三角だけではその後のブレイク方向の予想はつけにくいです。一般的には三角保ち合いに入る前のトレンド方向にブレイクする確率が高いといわれています。ただしすべてのパターンでそうなるとは限りませんので、ブレイク方向に素直についていくのが無難です。

 

上昇・下降型トライアングル

上辺が水平線のレジスタンスラインとなり、下辺が上昇しながら収束していくのが上昇型トライアングルです。

反対に、下辺が水平線のサポートとなり、上辺が下降しながら収束していくのが下降型トライアングルです。

上昇型は、相場が進んでも高値を更新できていませんが、下値をどんどん切り上げながら収束していきます。買いが上値をトライし続ける反面、売りの勢いが弱まっているのが視覚的にわかるチャートの形状です。下降型はその逆です。

こちらは対照型トライアングルに比べ、トレンド方向にブレイクする確率が高い保ち合いです。

個人的に、5分足くらいの短期足でそこそこの確率で取れているパターンです。

 

フラッグ

形状的に三角は形成していませんが、こちらも保ち合いの一つのパターンになります。

上昇フラッグは比較的急激な上昇の後に起こる相場の小休止の状態です。一定の値幅をの中でトレンド方向とは逆に下降していきます。

上昇の後、利食いが入ることで一旦下がりますが、押し目買いのポイントでもあるのでその後トレンドを再開することが多い保ち合いの形状です。下降フラッグはその逆になります。

平行線があることでチャネルラインとの見方もできますが、フラッグの特徴は、急激な上昇(下降)から押し目となる保ち合いに入る点です。この急激な上昇(下降の部分が)旗の柄に見えるのでフラッグと呼ばれています。

 

ウェッジ(くさび型)

上昇(下降)ウェッジは、トレンドの小休止の状態。上辺と下辺の両方がトレンドとは逆に収束し三角を形成します。

一見トレンドが終わり反転しそうにも見えますが、原則的には利確による一時的な下落で、再度トレンド方向にブレイクするといわれています。

 

ペナント

フラッグ同様、急激な上昇(下降)の後にみられる三角保ち合いの形状です。対称型トライアングルと似ていますが、保ち合いに入る前の急激な上昇(下降)がペナント(旗)の柄の部分に見えるのが特徴です。

一般的には、トレンド方向にブレイクする確率がフラッグより高いと言われています。

 

 

保ち合いを見つけてトレード

実際のチャートで見てみます。ポンド円の5分足です。

チャートを一部抜粋しただけですが、小さな保ち合いがたくさん発見できました。(細かくみればもっとあるかも)

赤〇がエントリーの目安となるポイントです。

このチャートを見てわかることは二つあります。

 

①ブレイク後は値が伸びる

上のチャートでは4つの保ち合いにマークしましたが、そのうち3つの保ち合いにおいてブレイクした後大きく値が動いていることがわかります。

  • 取引量の少ない保ち合い(閑散相場)では、大きめの注文が入ると暴騰・暴落が起きることが多い
  • ブレイクすることでブレイク方向への取引が一気に増える

以上の二つの理由により、保ち合いブレイクは流動性が一気に高まり値幅が伸びると言われています。

 

②トレンド方向にブレイクする可能性が高い

上のチャートで一つ上昇トライアングルがありますが、ブレイクした後値幅が伸びずブレイク後に反転してしまっています。

必ずしもブレイク方向に値幅が伸びるわけではない一つの例だと思います。

保ち合い相場は全体のトレンド方向にブレイクする可能性が高いと言われています。全体のトレンドを把握するには、移動平均線が最もわかりやすい指標です。

実際に例にあげたチャートでは下落トレンドとなっており、下方向の保ち合いブレイクでは値幅が伸びています。

保ち合い相場のチャート形状だけに着目するのではなく、移動平均線等の他の指標でトレンドに沿った順張りをすることで勝率が高くなります。

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