【初心者必読】サロン/LINE@の無料シグナル配信のカラクリ

FXをやっている方は、SNSで情報収集をする場合が多いと思います。特にTwitterは情報が発信されるスピードがWeb上では最速なので、相場情報を入手するには最適のツールと言えます。

仮想通貨ブーム以降Twitterを中心に増えているのが、自称熟練トレーダーが主催するLINE@などの配信アプリDiscordなどのチャットツールを使ったサロンやコミュニティの存在です。これらのコミュニティでは、主にシグナル配信が受けられるという内容で初心者トレーダーをターゲットに誘導しています。

そして、最近多いのが無料で参加OKなコミュニティです。無料で儲けられる情報が手に入るとなれば、初心者トレーダーは飛びついてしまいそうですが、実は注意が必要です

この記事では、

  • FXサロンやLINE@のシグナル配信は本当に儲かるのか
  • “参加無料”に隠された理由
  • FXコミュニティの選び方

を中心に紹介していきます。

 

FXシグナル配信は勝てるのか?結論から言うと・・

検証のため、3つのLINE@に参加してみました。

実際にシグナルに乗った結果は・・

 

勝つときもあれば負ける時もある

※私はトータル負けました

 

漠然とした結果で申し訳ないのですが、以下の理由で検証するにはなかなかの難しさがありました。

  • 資産が桁違いに多いため、200pips以上もの値幅の損切りポイントを指示されエントリーに同調できない
  • 配信が不定期すぎてタイミングが合わない
  • 絶対的に信用しないと怖くて無理(リアルマネーで検証したため)
  • 「月間(年間)トータルでの勝ち」を謳っているため、たまたま乗った数回の取引が外れたのかも?

しかしそれ以上に、主催者の以下のような点に違和感や不透明感を感じました。

主催者は勝っている(ように見える)

たまに後出しで公開されるトレードもある

とにかく残高が半端ないのでついていけない

配信がぱったり止まるLINE@も

 

利益確定を行った場合、鬼の首を取ったかのような勢いでものすごく強調した勝ち報告をします。また、損切りをした場合、「今月はまだトータルで勝っている」というような発言が見られたり、さらには「これくらいの損失に抑えることができた」など損傷利大をアピールするようなこともありました。

一部のLINE@では、たまに「秘密のポジション」というなんともずるいやり方で、トレードの内容が公開されたりされなかったりする場合も・・

これにより、参加者に「勝っている」という印象を与え、コミュニティに留まらせるのが目的となっているのかな?という印象を受けました。

これらを踏まえると、

全ての取引が公開されていないので主催者は本当に勝っているかはわからないということになってしまいます。

そもそも、他人のトレードに便乗すること自体かなり大きなリスクを負うことになるのでおすすめはしません。その理由は以下の記事で詳しく解説しています。

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自分がこれまでトレードしてきた上でずっと気になっていたことがあるので記事として残そうと思います。 タイトルの通りなんですが、リアルタイムで売買の状況をツイッターや掲示板、最近ではサロン等で発信しているものを多く見かけるようになりました[…]

 

では、なぜ無料にしてまで人を集め、勝ちをアピールし参加者を留めようとするのか? その理由は次の項で詳しく説明します。

 

無料で参加者を集める理由

LINE@などのコミュニティ参加を検討したことがある方ならわかるかもしれませんが、実際は無料ではないです。コミュニティへの参加費を請求しないという点では確かに無料です。その代わり求められるのが、

 

アフィリエイトURLからの海外FXブローカーの口座開設です。

 

要は、自分のアフィリエイトリンクから口座開設させることで、参加費の代わりにアフィリエイト報酬が得られるということです。ただし、海外FXブローカーは登録しただけでは報酬は入りません。

報酬が入る条件は、登録者が口座に入金してトレードすることです。登録者がより大きな取引量と取引回数になるほど報酬の額は大きくなります。よって、正しくいうと全然無料じゃない!ということになります。

LINE@主催者が多くの参加者を集める理由は、

参加者により多くの取引をさせ海外FXブローカーからアフィリエイト報酬を得ることとなります。

 

これに付随する主催者のメリットとしては、

アフィリエイト報酬が損失の補填となるということも上げられます。自分のトレードに同調する参加者が多いほど、主催者の損失はアフィリエイト報酬によりカバーされます。

逆に、利益が出た場合はトレード以上の報酬を得られる可能性もあります。これがLINE@参加者を募る大きな目的です。

 

その証拠として、私が参加したLINE@では以下のような共通点がありました。

  • 最低入金額が指定される(50万円の高額の場合も)

→参加者に大きなロットを張らせるため

  • ボーナス制度がない業者を指定される

→ボーナスによる取引では報酬が発生しないため

  • XMを指定される

→ブローカーの中でも報酬がずば抜けて高いため

 

そもそも、有料でシグナル配信をするには投資助言業への登録が必要となり、無登録でシグナル配信をすることは違法となります。そのため、アフィリエイト登録というグレーな部分を利用して利益を得ているということになります。

 

全てのコミュニティが悪質というわけではない

ここまで、LINE@などでのFXシグナル配信者に対して批判的な内容を書いてきましたが、大前提として全てのコミュニティやアフィリエイトを批判するものではありません。

参加することで、有益な情報を得られトレードスキルがぐんぐん上がるコミュニティもあります。またアフィリエイトは、サービスの正しい宣伝を行い広告費として報酬を得るという仕組みでビジネスとして確立されています。

批判するべきなのは、不透明かつ不誠実な情報配信によりアフィリエイト報酬を得ようとしている配信者です。

 

以下からは、危ういFXコミュニティ(LINE@)を判断する材料について紹介していきたいと思います。※あくまで個人的な見解に基づきます。

こんなトレーダーには注意!

私見ですが、以下のようなトレーダーはあまり信用がおけない印象です。

 

損切りを公開しない

100%勝てるトレーダーは存在しません。勝率の高さを宣伝することでLINE@等への参加者を集めようとしている可能性があります。

できれば、エントリーと同時に損切りポイントも公開しているトレーダーを参考にしましょう。

 

残高がバカみたいに多い

デモ口座の可能性があります。(架空の)莫大なお金を動かすことで勝っても負けても注目を浴びることができます。デモ口座の場合実力で増やした資産ではないのでスキルを計ることは不可能です。個人的にですが、1億円前後の残高で1千万円前後の損益を出しているトレーダーは怪しいと見ています。

 

「稼ぎたい方」「勝ち方教えます」などのワード

宣伝用のアカウントである可能性があります。集客が第一目的なので、発信される情報も自分自身が凄腕トレーダーに見えるよう脚色されている傾向があります。

 

Facebook、Instagramでの宣伝

FacebookやInstagramなどはリアルタイム性に著しく欠けるため、常に変化する相場の中でトレーダーのスキルを詳細に判断するには難しいツールです。一方で上記のSNSは、広告や集客のツールとしては大変向いているため、FXや投資関連の情報はほぼ宣伝と考えてよいでしょう。

 

上記以外にも、ランボルギーニや高級時計の写真を投稿していたり、コミュニティ参加者の勝ち報告をやたら宣伝に使っていたりする場合は少し疑ったほうがいいかもしれません。

ある程度ネットリテラシーのある方であれば自分で判断できると思います。

 

もし怪しいコミュニティに入ってしまったら?

■参加したLINE@等が怪しいと気付いたら?

損失を被る前に素早く閲覧をやめましょう。気付くのが早ければ早いほど損をする可能性は低くなります。

 

■もし海外FXの口座開設をしてしまった場合は?

そのまま取引を続けても問題ありません。ただし、LINE@の主催者には報酬が入り続けます。

それが納得いかないのであれば、海外FX口座の場合簡単に追加口座を開設することができますので、そちらに資金を移してトレードをすることで、主催者への報酬は入らなくなります。

他の海外FXブローカーへ資金を移す場合は、ブローカーによっては出金手数料が発生してしまいます。

資金を移すかどうかは、感情の問題なので自分の納得のいく方法を選ぶことをおすすめします。

 

まとめ

副業ブームや仮想通貨ブームに伴い、FXの世界でもトレード以外の方法でお金を生み出そうとする動きが活発化しています。

FX初心者に有益な情報を提供する見返りとして参加費の代わりにアフィリエイトリンクを踏ませるという行為自体は問題ではないと考えます。

ただし、情報の提供者、すなわちFXサロンやLINE@等のコミュニティ主催者が十分なスキルや手法を持ち合わせていないにも関わらず、アフィリエイト報酬目的で初心者を集客するのは問題があります。

この記事を読んでいただいた方は、危ういトレーダーの特徴をぜひ覚えていただき、ご自身の投資生活の糧となるコミュニティに出会えることを願っています。